ワーネバ~エルネア王国~プレイ+妄想日記

ここは、スマホアプリ『ワールドネバーランド~エルネア王国の日々~』の私のプレイ+妄想日記を載せる所です! キャラになりきって書いていくので、苦手な方はお戻り下さいm(_ _)m ※ネタバレあり

私と王子様。 4※スクショ無し+妄想話※

タイトル通り、妄想しかないお話です。妄想小話なんて(゚⊿゚)イラネって方や、プレイ日記が読みたいのに・・・という方は申し訳ありませんが、スルーお願いしますm(;_ _)m
※初期国民の寿命バレ?注意※




















1階からパンッという音が聞こえて、目を覚ました。どうやら私は泣き疲れて寝ていたみたい。
寝起きだったせいで最初は何の音かわからなかったけど、少し経ってからお母さんが魔銃で撃った音だってわかった。
男の人同士の喧嘩を止めるためにとか、他にも色々な理由で街でも何度か撃ってるのを知っていたから、『また何かあったんだー』程度にしか思わなかった。
涙で濡れた枕を見てため息をついた私は、とりあえず下に行こうと階段へ。
2階から顔を出したと同時に、外にいたお母さんが中に入ってきたのが見えた。首根っこを掴まれて引きずられるファルマ兄さんの姿もあった。
兄さんったら何をやらかしたんだろう?っと思いながら声をかけようとしたけど、後から中に入ってきた人物を見て、私は急いで隠れた。

なんでドナルド君がここに?


ファニ「どうぞ、座って。飲み物は・・・ムタンジュースでいいかしら」

ドナルド「はい。ありがとうございます」


気絶してる兄さんを壁に寄りかからせて座らせたお母さんは、ドナルド君に飲み物を出してもてなす。
コッソリ覗いてみると、お母さんとドナルド君がテーブルを挟んで向かい合って座っていた。
耳をすませてみれば、2人の会話が聞こえてくる。内容は・・・私のことだった。


ファニ「まず、チロルちゃんのことを心配して来てくれてありがとう」

ドナルド「いえ・・・」

ファニ「・・・それで?あの子に何があったのかしら?」

ドナルド「・・・実は、彼女には凄く好きな人がいて、その人が年上なんですけど・・・今日、『もう長くないかもしれない』と言われたらしくて」

ファニ「・・・・・・そう。つまり、チロルちゃんの好きな人って熟年の方なのね。まさか独身・・・じゃないわよね」

ドナルド「はい、既婚者・・・ですね。ただ、本人から聞いたわけじゃないので、事実かわからないんですが・・・。
その人、1年以上前に奥さんが亡くなってて喪も明けた状態で、今では自分から朝一で彼女・・・チロルさんに会いに行くようになってるみたいで」


2人の会話に聞き耳を立てていた私は、ドナルド君の口から発せられる言葉に全身が硬直した。彼にバレていたなんて。
それにお母さんに私が『既婚者に恋をしてる』と知られてしまった。でも、その相手が陛下だってことはバレてないみたい・・・言わないのはドナルド君の優しさ?
早まる心臓を落ち着けようと深呼吸をした瞬間、お母さんが口を開いた。


ファニ「もしかして、チロルちゃんの好きな人って陛下のこと?」

ドナルド「ゔ・・・っ!?」


あわわ、危うく階段から落ちそうになった・・・。っていうかお母さんにまでバレてたの!?なんでよ!
ドナルド君もまさか陛下が出てくると思ってなかったから、ジュース吹き出しそうになって咳き込んでる。


ファニ「その様子だと、そうみたいね。確かに陛下が朝、チロルちゃんに会いに来てたの見たことあったし、ニチェ君もおかしなこと言ってたから、まさかとは思ってたけど」


ニチェ兄さんのせいだったんだ。・・・兄さんには今度、練習試合の相手になってもらおう。(怒)


ファニ「私はね、チロルちゃんが誰に恋をしようと、止めようだなんて思ってないの。その相手がうんと年上でもね。
だだ、熟年の方と仲を深めるなら、それ相応の覚悟を持った上でじゃないと。人の命なんて、無限じゃないんだから」

ドナルド「・・・・・・」

ファニ「・・・あの子も薄々、気付いていたはずよ。今はあんな状態だけど、きちんと気持ちの整理が出来れば、きっと立ち直れると思うの。
このまま塞ぎ込んでいたら、絶対後悔するって気付いてくれるだろうし」


お母さん・・・。

膝を抱えて座り込んだ私の視界が歪んだ。また涙が出てきたみたい。あんなに泣いたのにまだ出るんだ。人間ってすごいな。


ファニ「・・・ところで、ドナルド君はチロルちゃんのこと好きなのかしら?」

ドナルド「はい、好きです」


危うく階段から落ちそうになった。(2回目)
じわりと滲んでいた涙が一気に引っ込んだ。え、え・・・ドナルド君が私のことを!?


ファニ「そうよね。そうじゃなかったら家まで来ないわよね。告白はした?」

ドナルド「いいえ。今、告白しても断られるだろうし」

ファニ「でしょうねー」


うふふ、と笑うお母さんと苦笑いするドナルド君を見、私はゆっくり立ち上がって寝室に戻った。


フラリと近寄ったベッドに腰掛ける。
ドナルド君の気持ちは素直に嬉しい。幼い頃から遊んだり探索に行ったり、ずっと仲良くしていたし。でも、今は陛下のことしか考えられない。
たくさん泣いたからか、気持ちも大分落ち着いてきた。・・・ゆっくり考えよう。