ポムの実収穫となっちゃん
今日はポムの実を収穫する日。
収穫が始まるのは昼1刻からなので、その前にラダの世話をしに行きましょう。
まだ眠ってるマルチェロ君とニチェ君の頬にキスをして牧場へ。
ファニ「あれ?」
いつも入り口付近でウロウロしているラダの姿が見えません。フンは落ちてるから外には出ているハズなんだけどなぁ。
首を傾げながら牧場内に入ると、見えなかった意味がわかりました。
ファニ「なんでそんな端っこに集まってるの?」
そう言うと一箇所で集まっていたラダ達は散って行きました。なんだったんだろう?寒かったのかなぁ?・・・・・・まぁいっか。
ミルクを搾取した後にブラッシングで毛並みを整えてあげると、ラダがお礼でも言っているかのように私に顔をこすり付けてくる。あーもう、ラダって本当に可愛い!
他の子達もブラッシングしてあげたいけど、そろそろ果樹園に行かないと。
果樹園に着いたとほぼ同時に会合と収穫が始まりました。
かごを持ってポムの実を収穫し、納品小屋に持っていく。これを何周もします。
あんまり積みすぎると運べなくなるので注意が必要です。何度転びそうになったか・・・
ピノ「少し積みすぎじゃないか?」
ファニ「これくらいなら大丈夫ですよ」
ピノ「そうか。無理はするなよ」
ファニ「はーい」
かごを持って横を通り過ぎかけたピノさんが声をかけてくれました。この方は農場代表で、性格は合理主義。私を何かと気にかけて下さる優しいおじ様です。
作業は滞りなく進み、予定通り夕1刻に終わりました。
収穫後の会合を終え、農場通りを歩いていた私を見つけたなっちゃんが手を振ってくれました。
なっちゃんと会えたのが嬉しくて、駆け寄っちゃいました。
ファニ「わー、なっちゃんだー」
ナタリー「収穫は終わった?」
ファニ「うん。今年もいっぱい採れたから、冬にポムジュースがたくさん出回るよ」
ナタリー「そう、楽しみね。そうだファニさん。これから酒場で食事でもどう?」
ファニ「いいね、行こう!」
なっちゃんはよくこうして食事に誘ってくれます。騎士隊長になって仕事量も増えたはずだから、私は気にせず休んでほしい。疲れてないのかな?って心配になる。
・・・・・・なんてことを食事中に言ったら、「わたくしは大丈夫だから」って笑顔で返されちゃった。
むぅ・・・( ˘•ω•˘ ).。oO(இ)