陛下とわたし。 5※スクショ無し+妄想話※
タイトル通り、妄想しかないお話(スクショ無し)です。妄想小話なんて(゚⊿゚)イラネって方や、プレイ日記が読みたいのに・・・という方は申し訳ありませんが、スルーお願いしますm(;_ _)m
※初期国民の寿命バレがあります※
ポムの実の収穫があった次の日の朝。
寝起きでボーッとしていたら、いつものアナウンスが流れてきた。昨日の夜、アシュレイ・キャニングさんが亡くなったみたい・・・・・・え?アシュレイさんって、確か陛下の妹さんじゃ・・・!
ガバッと起き上がったわたしは、まだ寝ているパパたちを起こさないように家を抜け出した。向かう先はシズニ神殿の地下墓地。
結局、アシュレイさんの葬儀には間に合わなかった。頑張って急いだのに・・・。
でも終わったばかりだったみたいで、まだ人がいる。エヴァさんにヴァレリーさん、それにアシュレイさんの夫 アイマルさん。息子のティムさんと娘のアントネラさん。
そしてもちろん、陛下もいた。去年は奥さんが亡くなって、今度は妹さんを亡くしたからさすがに陛下もどんよりしてる。
アイマル「来てくれたのか、チロル」
チロル「うん。でももう終わっちゃったね。間に合わなかった・・・」
アイマル「いいんだよ。そうだ、墓に花を添えてあげてくれないか?」
チロル「いいの?」
アイマル「もちろんさ」
最初に気付いてくれたのはアイマルさんだった。すごく悲しんでるはずなのに、笑顔をみせながらわたしに花束を渡してくれた。
ちょっと戸惑ったけど、わたしは花束を受け取ってお墓に供えた。
他のみんなはアシュレイさんと縁がないはずのわたしが来たことは気にならなかったみたい。むしろ、来てくれてありがとう。なんて言われて、頭も撫でられちゃった。
チロル「あれ・・・?陛下は?」
まわりを見回してから気づいた。陛下がいない!
いつの間にか先に地下墓地から離れちゃったみたい。どこ行ったんだろ?
慌ててみちびきの蝶を使って探しに行ったら、王家の居室に着いた。帰ってきてたんだ・・・。
中に入ってみると、辛そうな顔をしてイスに座る陛下がいた。
チロル「陛下・・・」
アルノルフ「・・・はは、子供にこんな情けない姿を見せるなんて、王失格だ」
チロル「そ、そんなこと・・・」
アルノルフ「ごめんね。今は1人にしてくれないかな・・・」
初めて陛下に拒絶されてショックだったけど、気のきいた言葉なんて出てこない子供のわたしは、陛下の言うとおりにするしかなかった。
わたしが成人していれば、陛下に何かしてあげられたのかな。
来年まであと8日。早く成人したい・・・。