陛下とわたし。 2 ※スクショ無し+妄想話※
タイトル通り、妄想しかないお話(スクショ無し)です。
妄想小話なんて(゚⊿゚)イラネって方や、プレイ日記が読みたいのに・・・という方は申し訳ありませんが、スルーお願いしますm(;_ _)m
王家の居室まで走ってきたわたしは、重たいドアを開けて中をのぞいてみた。
そこには陛下しかいなくて、広いテーブルで1人でごはんを食べているのがみえた。なんで?ベスさんは?
チロル「おはよーございます」
アルノルフ「おはよう」
チロル「陛下、ベスさんは?」
アルノルフ「ベスは城下の屋敷に引っ越したんだよ。今年から近衛騎士隊の一員だからね」
チロル「え、いっしょに暮らさないの!?」
アルノルフ「そうだよ」
王家の居室に住む人は成人した後に、職に就いたら居室を出ないといけないんだって。
そんなのおかしいよ。こんなに広い部屋に、これから陛下はひとりぼっちで暮らさなきゃならないなんて。大好きな人が亡くなったばっかりなのに、そんなのヒドイよ・・・。
アルノルフ「!?ど、どうしたんだい?」
チロル「・・・・・・」
スカートをギュッと握って泣かないようにこらえたけど、ダメだったよ。陛下は急に泣きだしたわたしをみて、すごく慌ててる。
泣き止ませようとわたしを抱きあげてくれた陛下に、そのまま抱きついちゃった・・・。
チロル「ひとりぼっちじゃ、さびしいよ・・・」
アルノルフ「・・・確かに妻を亡くして、娘も出て行って寂しくはある。けど私には慕ってくれている国民達がいる。それに君みたいに、私を気にかけて会いにきてくれる人もいる。私は一人ぼっちじゃないさ」
チロル「・・・じゃあ、わたし明日から毎朝陛下に会いにくる!」
アルノルフ「え?」
チロル「ぜったい会いにくるから、ここでまっててね」
わたし知ってるんだから。はいぐうしゃ(配偶者)さんが亡くなった人はずっとげんきなくて、いっつもお腹空いたままでどんよりしてるの。
そうじゃない人もたまにいるけど、もし陛下もそうなったらいやだよ。
アルノルフ「わかったよ、待ってるから。ありがとう」
チロル「うん!」
続く。
(あの広いテーブルで1人で食事をする陛下を見た時に衝撃を受け、更に椅子に座った時の後ろ姿が寂しそうに見えて思わず泣いてしまいました。
それがきっかけで(中の人が)陛下を気にするようになり、毎朝会いに行くようになりました。会いに行き過ぎて、旧市街の屋敷から城までの最短の道を覚えてしまったくらいです笑)